今回ご紹介するお客様は品川区にお住いの20代の男性のお客様です。旅行で運転をしたいため受講されました。旅行先で運転したいという理由で講習を受講される方は沢山いらっしゃいますが、今回のお客様は免許証を取得されてから一度も運転したことがないということでとても緊張されていました。エキスパートコース(130分×7回)で受講されましたが、今回はその中でも2回目の講習内容をご紹介させていただきます。
雨の日の運転

2回目の講習はあいにくの雨。。。初回講習時は晴れていたため前回とは状況の変わった運転練習になります。本来は駐車練習をご希望されていたお客様ですが、休日の夕方で駐車練習場所の混雑も考えられるため前回同様走行練習を行うことにしました。「車で行きたいところリスト」を作っていただいていて、ららぽーと豊洲や有明ガーデンなどご自宅から行きやすいところもリストにあったのですが、やはり周辺の混雑がありそうだったので
「高速道路に行ってみませんか?」
とご提案させていただきました。
「高速道路ですか!?まだ2回目で、しかも雨ですけど大丈夫なんでしょうか、、」
と驚くお客様、ごもっともな意見です!しかし休日の夕方で悪天候、普段は混雑の多いアクアラインの交通状況を見ると渋滞はなさそうで、いずれ木更津アウトレットも行ってみたいとおっしゃっていたのでご提案をしました。
「なるほど、、、道が空いてるなら今日が練習のチャンスなのかもしれないですね。先生と一緒ならやってみたいです!」
という返答をいただきました。
少しハードルの高い講習になりますが、一緒に頑張りましょう!
雨の日の運転で注意したいポイント
雨の日の運転は晴れの日と比べて視界が悪くなったり、路面が滑りやすくなる為普段よりも慎重な運転が必要です。しかし、雨の日に注意するポイントをあらかじめ知っておけば状況に応じた対応ができるようになります。実際の運転で活かせるようにポイントを押さえておきましょう。
雨の日の運転が難しい理由

雨によってフロントガラスに水滴がつくと、前方が見えにくくなります。さらに対向車や大型車が跳ね上げた水しぶきによって一時的に前方がほとんど見えなくなることもあります。また、路面が濡れることでタイヤが滑りやすくなりブレーキをかけてから車が止まるまでの距離も長くなります。
雨の日は晴れの日以上に「早めの判断」と「余裕を持った運転」を意識していきましょう。
いつもより速度を落とす

雨の日にまず意識したいのが速度です。視界が悪い状態で運転をしていると危険を発見してから対応するまでの時間が短くなる可能性があります。雨が降っているからと言って必ずしも大幅に速度を落とす必要はありませんが、前方の水たまりや他の交通の動きに早めに対応するためにも雨が強くなってきて視界が悪いと感じたら速度を調節しましょう。
車間距離を長めにとる

雨の日は、前の車との車間距離にも注意しましょう。先ほども言いましたが、路面が濡れているとブレーキをかけてから車が停止するまでの距離(制動距離)が長くなる場合があります。車間距離が狭いと前の車が急ブレーキをかけた場合に対応できなくなってしまう可能性があるためいつも以上に車間距離を長めにとるようにしましょう。
ペーパードライバの方の中には後続車からのプレッシャーを感じて
「なるべく前の車についていかなきゃ」
という意識になってしまう方もいます。しかし、前の車に追いつくような加速をしてしまうと前の車よりもはやい速度で走行していることになります。「前車に追いつく」ではなく、前車との間に余裕を作り「余裕のある車間を保つ」ことを意識して走行してみましょう。
急ハンドル、急ブレーキを避ける

これは普段から気をつけたいことではありますが、雨の日は特に「急」のつく操作はできるだけ避けましょう。急ハンドル急ブレーキの他にも
・急加速
・急な車線変更
などにも気をつけましょう。
例えば、道路上に大きな水たまりを見つけたとき直前でハンドルを切ってよけようとするのは危険です。水たまりを発見したら、できるだけ手前から速度を落とし、周囲の安全を確認しながら進みましょう。
車線変更においても、雨の日はミラーが濡れてほとんど見えない状態もありえます。必ず周囲の安全を確認してから変更するようにしましょう。
ワイパーとエアコンを上手く使う

雨の日の運転に備えて、ワイパーとエアコンの使い方も覚えておきましょう。現代は雨の量に合わせて自動でワイパーの速度を調節してくれるオートワイパーを搭載している車も増えてきていますが、ワイパーには大きく3段階の速さがあり雨の強さによって調節が必要になります。
「ワイパーをつけているのに前が見づらい」と感じたらワイパーの速度を変えたり、速度を落としてなるべく前が見えやすいように調節しましょう。
また、雨の日は車内のガラスが曇りやすくなります。フロントガラスが曇ってきたらエアコンを調節して曇り取り(デフロスター)を活用しましょう。
水たまりに注意

雨の日の走行では、水たまりにも注意しましょう。車を運転していると水たまりの深さは把握しづらいですが、浅そうに見えても実際は深い可能性があります。
速度を出したまま水たまりに進入すると、ハンドルを取られたり、タイヤのが水の上をすべるような状態になる「ハイドロプレーニング現象」が発生する可能性があります。また、水しぶきによって歩行者に水がかかってしまうことも考えられるため水たまりを見つけたらできるだけ手前から減速するようにしましょう。
水たまりを避けようとして急に車線変更をすることも危険なので、「避けること」よりも「速度を落として安全に通過すること」を考えましょう。
雨の日の右左折
雨の日は、交差点の右左折にも注意が必要です。雨の日は歩行者も傘をさしているため、周囲が見えにくくなっています。自転車もレインコートを着ていると視界が悪くなっているため横断歩道を渡っている歩行者や自転車がいないかしっかり確認しましょう。ミラーが濡れているといつも以上に死角が多くなります。安全が確認できるまでは徐行で目視確認も行いましょう。
道路標示や標識の見え方に注意


これは今回の講習で実際に走行した道の画像です。地面の標示がほどんど見えていませんでした。左の画像では3車線ある道路ですが、自分がどの車線を走っているのか、何車線の道路を走っているのかががとてもわかりづらい状態でした。右の画像は出口を出る直前の画像ですが、こちらは近づくまで出口の標示が見えにくくお客様も出口がどこにあるのかわからない状態で運転されていました。ここまで道路状況が悪い中での運転はできれば避けることが望ましいですが、もし運転する場合は前の車の走行位置を合わせたり速度を落として走行するなどの対応をする必要があります。
雨で夜の運転

雨に日の夜間は、昼間よりもさらに視界が悪くなります。道路が濡れていることで対向車のヘッドライトや街灯が路面に反射し、まぶしく感じたり、場合によっては一瞬何も見えなくなってしまう可能性があります。そのため夜の運転では
・速度を控える
・車間距離を多めにとる
・ワイパーを適切に使用する
・歩行者や自転車の確認を徹底する
など、今回紹介したポイントをより一層意識して走行するようにしましょう。「ライトが反射して周りが見えない」場合は無理をせず、一時停止→確認ということも考えて走行するようにしましょう。
まとめ

今までご紹介したポイントをおさえつつ、無事目的地であった木更津のアウトレットまで到着しました。高速道路自体は渋滞もなく走行できましたが、雨とはいえやはり休日、アウトレットの駐車場はとても込み合っていました。何とか駐車をして一息ついてから帰っていきます。
雨の日の運転で必要なのは特別なテクニックではありません。
「早めに危険を見つける」
「ゆっくり操作する」
「余裕をもって減速、行動する」
これらを意識するだけでも雨の日の運転は大きく変わります。
雨の日だけど運転しなければいけない、運転したいと思う方は今回ご紹介したポイントを参考に運転してみてください。そしてもし不安なことがあればお気軽にご相談ください。
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