ペーパードライバーが必要な運転テクニック5選① – 運転上達のためのコツ満載!

運転席ブレーキ

ペーパードライバーにとって、久しぶりの道路上での運転はドキドキする経験であり、様々な挑戦が待ち受けていますね。そこでこのシリーズでは、「ペーパードライバーの運転テクニック」に焦点を当て、運転上達のためのコツを5回にわたってご紹介いたします。
第1回目は、「スムーズな発進と停止を意識する」「車間距離を確保することで安心・安全な運転」の2つのポイントについてです。
これらの運転テクニックをマスターすることで、安全で快適なドライビングが可能になります。さっそく、始めてみましょう!

目次

スムーズな発進と停止を意識する

ペーパードライバーにとって慣れていない発進や停止は慣れない瞬間ですが、これらをスムーズにこなすことが基本中の基本となります。

アクセルやブレーキを急に踏むと、家族や友達などの同乗者や周囲の車にも影響が出てしまいます。運転テクニックの一環として、アクセルとブレーキの踏み加減をコントロールし、ゆっくりと発進・停止する習慣を身につけましょう。これにより、周囲の車との調和が生まれ、ストレスなく運転が可能になります。

スムーズな発進と停止を意識しながら走行しましょう!

なぜスムーズな発進と停止を意識することが重要なの?

スムーズな発進と停止は、運転経験の浅いペーパードライバーにとって重要な運転テクニックです。以下はその重要性についての理由を挙げてみます。

①安全性向上

スムーズな発進と停止は、同乗者や周囲のクルマや歩行者に対する安全性を向上させます。逆に、急激なアクセルや急ブレーキは、同乗者や周囲の車両や歩行者にとっても、不快な思いをさせるだけでなく、事故などの危険な状態を引き起こす可能性があります。

②快適な乗り心地

スムーズな発進と停止は、車内での快適な乗り心地を提供します。
逆に、急激な動きは乗車中の乗員にとって不快であり、特に長時間のドライブでは疲労を引き起こす可能性があります。

ペーパードライバーや初心者がやりがちなのが、「カックンブレーキ」です。
カックンブレーキとは、運転に慣れていないためにブレーキのかけ具合が急ブレーキとなってしまい、車体はもちろん乗車している人も「カックン」とつんのめるようになってしまう現象です。
急ブレーキは後続車からの「追突事故」を誘発するので、大変危険な行為です。運転者ならできるだけ早く直したい運転テクニックです。でもペーパードライバーなら、免許証をとれているのですから、すぐにコツを取り戻せるはずです。

③燃費の向上

激なアクセルや急ブレーキは、燃費を悪化させる原因となります。スムーズな発進と停止を心がけて運転できれば、エンジンに対する負担を軽減して燃費を向上させる助けとなります。
特に、急加速は燃料を不必要に消費して燃費を悪化させることになるので、早すぎたり遅すぎる加速で周囲のクルマの流れを乱さない適切な加速感を身につけましょう。
燃費の向上は、ガソリン代の節約につながります。

④周囲のクルマの流れへの適応

スムーズな発進と停止は、周囲の交通の流れに合わせることができる能力を向上させます。これにより、交通の中での円滑な移動が可能となり、他のドライバーとの協調が促進されます。
周囲のクルマの流れに合わせて運転することが、安全運転の基礎といえるかもしれません。

⑤車のメンテナンス

急激な発進や停止は、車両のエンジンやブレーキ、トランスミッションなどの部品に対して負担をかけることがあります。
これにより、車の寿命が短くなる可能性があります。スムーズな運転は、車のメンテナンスコストを削減し、車両の寿命を延ばす助けになります。

車の構造を意識して運転できると、オーバースピードでスリップ事故を招くなど、車の動きを意識できない運転で起こる事故を防ぐ効果があります。「構造の話は苦手」と思っていても、少しずつ知識を高めていくことが安全運転につながります。エンジンオイルのこと、ブレーキペタルの動き、パワーハンドルの構造、タイヤの規格など、1つ1つが安全運転につながる知識であることを意識しましょう。

以上のように、スムーズな発進と停止は、安全性、車両のメンテナンス、燃費、快適性、交通流への適応など、さまざまな面で運転において重要な役割を果たします。

スムーズな発進と停止を可能にするコツとは?

では、ペーパードライバーがスムーズな発進と停止を上手にするにはどんなコツがあるでしょうか。以下のようなことが役に立つでしょう。

発進と停止はアクセルとブレーキを適切に使う

①アクセルの適切な使い方

アクセルペダルを急激に踏み込まないように心がけましょう。アクセルは足先の指を少し動かすだけでもエンジン回転は上がっていくので、発進時や停止時にアクセルを適切に使うことで、車の動きが滑らかになります。

運転に慣れていない時の信号停止からの発進時は、同時に発進した前の車との車間が徐々に離れていくくらいの感覚でアクセルをゆっくりと踏む練習をすることが重要です。駐車場や閑静な場所で、アクセルをゆっくりと踏み、徐々に加速してみましょう。これにより、発進時のコントロールが向上します。

②ブレーキの適切な使用

急ブレーキは避け、徐々に力を加えて減速するよう心がけることが必要ですが、躊躇して減速が不足して事故にならないようにしましょう。停止する際の急激なブレーキは避け、目標地点の手前からブレーキを踏み始め、停止する直前で踏力を緩めることでスムーズな停止ができます。

③アクセルとブレーキのバランス

アクセルを踏んでいるときに急にブレーキを踏むと、車の動きが不自然になります。これは外部から見ると速度の変化が激しく、車間距離が無意味に空いたり急に接近したりとなります。できる限り等速で巡行できるように、アクセルを離す際や減速時にも、徐々にアクセルを離しつつブレーキを活用して、滑らかな停止を目指しましょう。

これは燃費向上の基礎となる運転テクニックでもあります。

④アクセルと車速の調整

アクセルを踏んでいる間に車速が急激に上がりすぎないよう、アクセル操作と車速の調整を常に意識してください。目標の速度に達したら、アクセルを緩めて一定の速度を維持します。

この時、周囲のクルマの車速に合わせるようにすると、つまり車速が速すぎたり遅すぎたりしない運転となります。上記で述べたように「交通の流れに適応」が可能になり、事故や渋滞の要因を作らずに済みます。

⑤道路状況を先読みをして準備する

例えば、交差点や信号がある場合、また渋滞がある場合、先読みして適切なタイミングでアクセルやブレーキを使い、滑らかな運転を心がけましょう。前方の状況を観察して予測し、事前にアクセルやブレーキの準備をすることが重要です。

ペーパードライバーが運転を上達させるには?

「スムーズな発進と停止を意識する」ことの重要性やコツは分かったけど、実際の運転に慣れていないペーパードライバーの悩みは深いですよね。

そう、ペーパードライバーの悩みは深いんだよね…

具体的に、ペーパードライバーの方が悩んでいる点は 「運転中の車の挙動が不安定」「運転操作に自信が持てない」ということです。

そうなってしまう理由は、免許をとってから実際に運転する機会が少ないので、運転技術が未熟であり、車の操作に不安があるためです。

だから、上記のような「スムーズな発進と停止を意識する」ことの重要性やコツがわかっても、実際に運転してみると、急ブレーキや急ハンドル操作などによって車体が揺れたり、曲がりにくかったりして、「運転中の車の挙動が不安定」になってしまいます。

そうなってしまうから、ますます「運転操作に自信が持てない」という悪循環に陥ってしまいます。

では、どうしたら良いですか?

ペーパードライバーが運転に自信を持つためには、運転の練習が必要ですよ。

まずは、クルマの運転について予備知識を持つためにも、ペーパードライバーの方々に向けて、運転の練習方法や運転のコツについて詳しく解説しているネット上の当記事などが役に立ちます。

また、ペーパードライバー講習を受けることもできます。
FDSの出張ペーパードライバー講習は、あなたのお好きな時間に苦手な運転テクニックやコツについて、有資格のインストラクターがマンツーマンで講習します。

交通量の少ない場所や時間帯などで、自力で練習する方法もありますが、危険をともなうため、あまりおすすめはできません!
運転に自信を持つためには、運転の練習が必要です。一緒に、練習しましょう!

運転支援システムのあるクルマを利用しよう!

現代の自動車には、ペーパードライバーが苦手なアクセルやブレーキ操作を補ってくれる運転支援システムがいくつか存在します。

運転に慣れないペーパードライバーでも、このような運転支援システムが万が一の時に交通事故を防いでくれる可能性が高くなります。
例として、急なアクセル操作による事故を防ぐための運転支援システムを以下にご紹介しましょう。

運転支援システムがペーパードライバーを守ってくれるかも!

① トラクションコントロールシステム(TCS)

トラクションコントロールシステム(TCS)は、車輪のスリップを検知し、急激なアクセル操作による車輪のスピンを防ぎます。これにより、雨天などの滑りやすい路面での急発進時に車両が制御しやすくなります。
例えば、ペーパードライバーが思いの外急激にアクセルを踏み込んでしまった時などに、スリップを検知してスピンを防いでくれる可能性が高まります。

② エレクトロニックスタビリティコントロール(ESC)

エレクトロニックスタビリティコントロール(ESC)は、車両がスリップやスワイヤ(横滑り)を起こすのを防ぎ、特に急なハンドル操作や急発進時の制御をサポートします。これにより、車両が予測できない動きをすることを防ぎ、安定性を保ちます。

例えば、ペーパードライバーが車線変更時に急なハンドル操作をしてしまった時、横滑りなどクルマが不安定になったことをセンサーで検知し、安定性を回復してくれます。

③ アクセル制御システム

一部の車両には、急発進時や急アクセル時にエンジンパワーを制御するシステムが搭載されています。これにより、アクセルを急激に踏んでもエンジン出力がスムーズに制御され、車両の安定性が向上します。
例えば、ペーパードライバーが発進時に不用意にアクセルを踏み込んでしまっても、エンジンのパワーアップを抑えてスムーズな発進を可能にしてくれます。

④ 衝突回避支援システム

衝突回避支援システムには、前方の障害物や他の車両との距離を検知するセンサーが組み込まれています。急なアクセルや急ブレーキを検知した場合、システムがドライバーに警告を発したり、必要に応じて自動的にブレーキをかけたりします。

例えば、ペーパードライバーが前方に迫った障害物やクルマに気づいても、運転操作に慣れないため即座にブレーキを踏めなかった場合、自動的にブレーキをかけてくれる場合があります。それぞれのシステムにより前提条件が違っているので、自分が運転するクルマの取扱説明書をよく読んで、覚えておきましょう。

これらの運転支援システムは、多くのペーパードライバーの悩みである不慣れな運転操作を補ってくれる場合があり、安全性を向上させるのに役立ちます。ただし、運転支援システムがあっても、ドライバーの注意と適切な運転が重要であり、システムの限界を理解して使用することが必要です。

車間距離を確保することで安心・安全な運転

「車間距離を保つ」ことは、「1. スムーズな発進と停止を意識する」と同様に、運転において非常に重要なポイントです。
特に、交差点周辺や高速道路では、十分な車間距離を確保することで、追突事故など予期せぬ事態にも対応しやすくなります。
車間距離の目安は、前の車が急停車しても止まれる距離です。
ペーパードライバーの方は、前の車との距離を意識的に取っていれば、運転に慣れていないことで起きる急発進や急加速、急ハンドルを使わずに走行することで、安心感と運転テクニックが向上します。

なぜ安全な車間距離をとらなければならないの?

結論から言うと、安全な車間距離を取らなければならない理由は、追突事故を防ぐためです。

ではなぜ、追突事故を防がなければならないのか?
それは、以下の統計データのグラフでわかるとおり、交通事故発生件数の中で「追突事故の割合が一番多い」からです。

事故類型別交通事故発生件数の構成率の推移ー追突事故の割合が多い

出典:[Q] 走行中の適切な車間距離は?(JAF)

車間距離を十分とっておけば、追突事故を防ぐことが可能となります。

車間距離を保つコツとは?

ペーパードライバーが追突事故を防ぐために車間距離を保つコツは、3秒ルールを実践することです。
前方の車が通過した地点から3秒以上の時間が経過することを確認することで、十分な車間距離を確保できます。

例えば、一般道を時速40kmで走行していた場合、障害物に気が付いてからブレーキを踏み(空走距離)、クルマが停止する(停止距離)まで22mが必要と言われています。
これが、高速道路において時速100kmで走行していた場合となると、停止距離は112mも必要となっています。
ですから、一般道であれば2秒ルールだと時速40kmでちょうど停止距離が22mほどなのでちょうどよいのですが、ペーパードライバーが運転に慣れていないことを考慮すると3秒ルールで良いのかもしれません。

その他に、追突事故を防ぐためには前述した運転支援システムの1つである衝突回避システムが装備されたクルマを運転することが、交通事故に遭遇する可能性の少ないコツといえるでしょう。

また、子供が急に飛び出してきた時などは、何がなんでもブレーキを踏んで止めざるをえないですが、これを「パニックブレーキ」といいます。必要となる場合もあるかもしれないので、覚えておきましょう。運転に慣れてきたら、空いている広い駐車場などで練習しておくとよいでしょう。

ペーパードライバーが必要な運転テクニック5選① – 運転上達のためのコツ満載!:まとめ

このシリーズでは、「ペーパードライバーの運転テクニック」に焦点を当て、安全を確保することを最優先に、運転上達のためのコツを5回にわたってご紹介いたします。
第1回目は、「スムーズな発進と停止を意識する」「車間距離を確保することで安心・安全な運転」について説明しました。

なぜ運転テクニックが必要なのかは、交通事故を起こさないための安全な運転のためです。上記のようなコツを覚えて上達すれば、自ずと安全運転になります。そうすれば、ペーパードライバーが感じている「運転怖い!」を克服できることにもなります。

ペーパードライバーを卒業したいと思っている方、FDSのペーパードライバー講習で一緒に練習しましょう!

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