本日ご紹介するのは、港区在住の40代女性のお客様。
今回、六回コースをお申込みいただきました!
お申込みのきっかけは、「ご主人を仕事場まで送り迎えしたい」「愛犬をもっといろんな場所へ連れて行きたい」という想いから。
ドッグランや動物病院、ワンちゃん用の幼稚園など、愛犬家ならではの具体的な目標があり、これからの新しい生活にワクワクされているご様子が伝わってきました。

体験コースからのスタート
最初は「マイカー(メルセデス)で教習したい!」とご希望されていましたが、
運転のブランクはなんと約20年…!
「昔は乗ってたんだけど、もう全然覚えてない気がする」と不安げなご様子だったため、初回体験コースとコース1回目は、念のため当スクールの教習車を使用。
「本当に何も覚えてないかもしれません」と言いながらも、どこか楽しみな雰囲気も感じられました。

基本操作の確認からじっくり
まずは晴海の元選手村エリアまで移動し、交通量の少ない場所でゆっくりと基本操作をおさらいしました。
- シートの位置や背もたれの角度を調整
- ミラーの合わせ方(ルームミラー&サイドミラー)
- ブレーキとアクセルの位置、踏みかえの練習
- ハンドルの持ち方、回し方(クロスと送りハンドル)
- ギアの操作や、パーキングブレーキの扱い方
「えーっと、ブレーキって…右足でしたっけ?」
「アクセルってこれですよね?(笑)」
と、ひとつひとつ確認しながら進めていきます。
ペーパードライバーさんあるあるですが、AT車なのに左足でブレーキを踏もうとしてしまう方が意外と多いです。
それだけ長い期間、運転から離れていた証拠ですね。
「本当にこれで発進できるのかな…?」と緊張されていましたが、
「ゆっくりやっていきましょう!」とお声がけして、笑顔でリラックスしていただきました。

いよいよ発進…!時速10キロのジェットコースター
基本操作をひと通り確認したら、いよいよ発進の練習です。
- ミラーで後方を確認
- 方向指示器(ウィンカー)を出す
- さらにミラー&目視で周囲の安全を再確認
- ブレーキを離し、そーっとアクセル
「じゃあ、いきますよー!」とお声かけし、ゆっくりブレーキを離してもらうと…
車が動き出した瞬間に
「イヤーっっ!!」と
まるでジェットコースターに乗っているかのような元気なリアクションが(笑)
実際は時速10キロも出ていないのですが、
「こ、こんなに怖かったっけ…!」とドキドキのご様子。
そんな素直な反応にこちらも思わず笑顔になってしまいました。

ゆっくり慣らし運転
発進してすぐはアクセルをちょっと踏むのもドキドキ。
「こんなにちょっとで車って進むんですね…」と感心されていました。
道が緩やかにカーブしてくると、「怖い怖い怖い!」とすぐブレーキ(笑)
「大丈夫です、焦らず行きましょう」とお伝えしながら、助手席からハンドルを少し補助すると、
「先生が一緒に持ってくれてると、安心します…」と少しホッとされたご様子。
その後も何度かカーブや直線を繰り返していくうちに、
「なんか、少し慣れてきたかも」と表情にも余裕が出てきました。
やっぱり運転の感覚は、体がだんだん思い出してくるものですね。

初めての左折チャレンジ!
しばらく練習したところで、
「じゃあ、次の信号を左折してみましょう」とお声がけ。
すると
「さっっ左折!!??」
と、まるで初めて聞く単語のようなリアクション!(笑)
「いきなり左折なんてできるんですか!?」とちょっとパニック気味。
「大丈夫です、周りも安全確認しながら、一緒にやっていきましょう」
後続車もいない、歩行者もいない落ち着いたタイミングを選んで、実際に左折へチャレンジ。

左折の基本手順も一緒に確認
- 後方確認
左折する前に、しっかりと周りの安全を確認します。
ルームミラー → ドアミラー → 最後はしっかり目視で、左後ろの死角までチェックします。 - ウィンカーを出す
左折することを周りに知らせるため、30メートル手前で左ウィンカーを出します。
(住宅街などは早めの合図もOKです) - 安全確認しながら左に寄せる
ミラーや目視で自転車やバイク、歩行者がいないかもう一度チェック。
安全が確認できたら、ゆっくり左側へ寄せていきます。 - 減速しながら曲がる準備
カーブの手前でしっかり減速。
ハンドルはゆっくり大きく回し、内輪差(後ろタイヤが膨らまないよう)に注意します。 - 左折後の確認・加速
無事に曲がり終えたら、前方の安全をもう一度確認して、交通の流れを見ながらゆっくり加速します。
「こ、ここでウィンカー…あ、減速ですね…!」と、一緒に声を出しながら慎重にハンドルを切っていきます。
「まっ曲がれた!」と運転席で満面の笑み。
この瞬間の嬉しそうな表情が、本当に印象的でした。
ひとつひとつ成功体験を重ねていくことで、自然と自信がついていきます。

左折のあとは…少しずつできることが増えて
無事に左折ができたことで、お客様の表情が一気に明るくなりました。
「いや~自分でも曲がれるなんて思ってなかったです!」とちょっと興奮気味に話され、
「今のすごく上手でしたよ!」と拍手すると、肩の力も抜けてリラックスした雰囲気に。
「じゃあ、次は信号を直進してみましょう」と促すと、
「直進は…大丈夫な気がします!(笑)」と、先ほどよりも自信をもってアクセルを踏み込まれていました。
信号で停まる・進むという動作も最初はタイミングに戸惑いがちですが、
「今ブレーキを少し早めに踏むといいですよ」
「発進のときは、前の車の動きも参考にしてみましょう」などとアドバイスを重ねると、
「なるほど~、みんなこうやって少しずつ慣れていくんですね」と納得されたご様子。

その後は、もう一度ゆるやかなカーブや信号待ち、
対向車がいる状況での発進、歩行者や自転車に気を配りながら走行しました。
「わっ、自転車が横にいるとちょっとドキドキしますね」
「後ろから車が来てると、どうしても焦っちゃいます」と、
リアルな声が次々と飛び出しますが、
だんだん運転にも周囲の状況にも目が向くようになり、
「最初より怖くなくなってきたかも!」と、表情に余裕が出てきました。
「思ったより周りを見ることが多いんですね!」
「そうなんです。運転は“前・後ろ・横”といろんなところを同時に意識しますが、続けていれば自然とできるようになりますよ」とお伝えすると、
「皆さんも最初は同じ気持ちなんですね」と安心されたご様子でした

一日目を終えて
こうして教習一日目は、左折の成功をきっかけに、直進やカーブ、信号待ち、周囲の確認と、少しずつできることが増えていく充実の内容となりました。
「いやー本当に疲れた、今日は良く寝られそう。とりあえず帰ってビール飲みます(笑)」
と、最後はリラックスした笑顔で締めくくり。
初日からとても前向きな姿勢が印象的でした。
また次回も、一歩ずつできることを増やしていきましょう!

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