体験レポート ペーパードライバー出張教習 【港区】

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15年ぶりの運転

本日のお客様は、30代後半の女性です。
普段は公共交通機関を利用されているものの、最近子育てや仕事で車が必要なシーンが増え、運転に挑戦することを決意されたとのことです。
教習は今回が初回で、運転自体は15年ぶりと、車に対する不安しかないご様子でした。

まずは基本的な確認から

まずは、車を運転する上で最も大切な基礎の確認からスタート。エンジンのかけ方から、ミラーの合わせ方、方向指示器の出し方など、基本操作をしっかり確認しました。運転は久しぶりということで、M様は少し緊張している様子でしたが、基本的な操作を一つ一つ確実に覚えていきました。

次に、車内での姿勢確認や視界の確保を徹底しました。特に、運転席に座ってのミラー調整や、運転姿勢を適切に取ることが初めてで不安がありましたが、何度か調整していくうちに「これで安心だ」と感じられるようになりました。

広い駐車場での練習から

最初に実践したのは、広い駐車場を利用した運転練習です。まずは、車をまっすぐ進ませる感覚を掴むことから始めました。お客様は、車の大きさや前後の感覚に少し戸惑いがありましたが、車体の感覚をつかむためにゆっくりと進みながら練習を重ねました。

この段階では、車をまっすぐ進めることに集中し、少しずつ運転に対する自信をつけていきました。車線変更や右左折の際の基本的な確認を行い、とにかく安全な運転を意識しての操作が重要です。

避けられない渋谷

さっそく都市部特有の状況に対応する練習へと移っていきましょう。

渋谷あたりはお客様が車に乗る上で必ず通らなければならない道路。
最初に選んだのは、比較的交通量が多く、歩行者や自転車も行き交うエリアです。渋谷駅周辺は人や車が複雑に交差するため、焦りやすい場面も多くお客様にとっては挑戦的な環境でした。

この段階では、車間距離を保ちながら、信号の切り替わりを見極めつつ、スムーズに進むことに集中しました。お客様は、最初は「前の車との距離が近くなると不安になる」と感じていましたが、少しずつ車間距離を取る方法を学ぶことで、冷静に運転できるようになりました。

歩行者・自転車との共存

都市部の運転で重要なのは、歩行者や自転車との共存です。お客様は、車道と歩道が近い場所を走る際に、急に飛び出してくる可能性がある歩行者に対して不安を感じていました。そのため、歩道の動向に常に注意を払いながら進む練習を行いました。

また、自転車との距離を適切に保つことも意識しました。自転車は車よりも速度が遅く、接触のリスクがあるため、車幅感覚を養うために自転車と並走する練習をしました。これにより、適切な車間距離を保つ感覚を掴むことができました。

渋滞時の冷静な判断

渋滞時の運転は、都市部でよく遭遇する状況です。
お客様には、渋滞時に冷静な判断を保つことを学んでもらいました。特に車線変更をする際や、進行方向が不明瞭な時に焦らず、周囲の車両と十分な間隔を取ることが重要です。
特に間をすり抜けてくるバイクには要注意です。

常にルームミラーで後方にいるバイクを認識しておくことが重要となります。

進行中の車の動きを見ながら余裕を持って運転することを練習しました。
これにより、渋滞の中でも冷静に運転できるようになり、お客様も「渋滞時でも焦らず運転できるようになった」と手応えを感じていました。

駐車場での対応力

最後に、駐車の実践練習を行いました。比較的広めの二子玉川のショッピングモールの駐車場にて行いました。広い駐車場であれば、他の車との接触のリスクが低く、駐車操作をしっかりと身につけることができます。お客様はまず、駐車枠に車をまっすぐに入れる練習からスタートしました。

「まずは、車を駐車枠にまっすぐに停める感覚を掴みましょう」とアドバイスをしたところ、お客様は少し緊張しながらも、ゆっくりと進んでいきました。
最初は少しハンドルを切りすぎてしまったり、駐車枠の位置感覚がつかめず、何度か調整を行いました。
しかし、すぐにサイドミラーを使って車の位置を確認し、駐車枠のラインに沿って進むことができるようになりました。徐々に車体の感覚をつかむことで、駐車をスムーズに行えるようになり、お客様は「安心して駐車できるようになった」と自信を感じていました。

また、駐車場内で他の車両の動きが予測しづらい場面では、必ず周囲を確認してから動くことが大事です。
駐車場内では平気で逆走する車も多々見られます。

初回教習を終えて

教習の最後には、お客様から「普段の運転でも、焦ることが多かったけれど、冷静に運転する大切さが分かりました」とのコメントをいただきました。特に都市部の複雑な交通環境における冷静な判断力と、駐車時の細かな調整に自信を持てたことが大きな収穫でした。

次回は、高速道路での運転や長距離運転での疲労感の管理に焦点を当て、さらに運転技術を向上させる予定です。
次回の教習も楽しみにしています!

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