体験レポート ペーパードライバー出張講習 [世田谷区]

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チェコに転勤

本日のお客様は世田谷区にお住まいの30代男性。

来月よりチェコに転勤されるとのことで運転が必須となってしまったようです。
以前はお仕事でタイに四年間滞在されていたとのことですが、来月からはチェコへ
大変なお仕事ですね…

タイでは運転は会社から禁止されていたそうです、確かにタイというと「トゥクトゥク」や「バイク」のイメージが強く、あの中を運転するのはかなり難易度が高そうですよね。

しかしチェコでは車でないと通勤が難しい場所らしく、七年間のブランクを埋めるべくお申込みくださいました。

ビビリは良い事

お客様のお住まいの場所は車通りも少なく、ペーパードライバーには持ってこいな道路です。
ミラーやライトの確認などを済ませ早速始めて行こうと思います。

「いやー緊張するなぁ」とゆっくりスタート
緊張すると仰ってはいましたが、センターラインのない狭い道路ではありますが、器用に対向車を避けて走っていきます。

そして狭い道路では路地一番に注意が必要です。
「出てくる自転車がいないか」、「一時停止を守らない車がいないか」など、優先道路を走行していても、常にアクセルとブレーキを踏みかえる必要があります。

ペーパードライバーの方はこのアクセルとブレーキの踏み替えがスムーズでない為、後続車が詰まってしまい交通の流れを悪くしてしまうのですが、本日のお客様はかなり危険予測が上手なお客様ですね。

「いやービビリなだけなんですよ」と謙遜はされていましたが、ビビリな事は車を運転するに当たって重要な事ではあります。

路地が多い道路ではメリハリのあるアクセルワークを

路地が多い道路での運転のポイント

低速走行を維持する: 狭い道路では速度を抑え、急な飛び出しや見通しの悪い場所での事故を防ぐために低速で走行します。

アクセルとブレーキの使い分け: アクセルをメリハリよく使うことで、急発進や急停止を避け、スムーズな運転が可能になります。また、ブレーキも適切に使い分けることで、無駄な加速や減速を減らし、燃費の向上にもつながります。

周囲の状況に常に注意する: 路地では歩行者や自転車、他の車両が突然現れることがあります。周囲の状況に常に注意を払い、必要に応じて素早く反応できるようにします。

徐行や停止を適宜行う: 特に見通しの悪い交差点や狭いカーブでは、徐行や一時停止を行い、安全確認を徹底します。

ハンドル操作に注意する: 狭い道路ではハンドル操作も重要です。ゆっくりと確実にハンドルを切ることで、車両の安定性を保ち、狭いスペースでの安全な運転を可能にします。

変な乗り物が多い東京

次は信号機がある道路での右左折を見させていただきます。

まずは左折からです。
スピードを落とし、上手に曲がってはいますが肝心の死角の目視が抜けています。

「いま現在、横断歩道を渡っている人がいないか」だけの確認しか出来ていないのです。
左折時にミラーだけでは確認できない死角が存在します。特に運転席の左側や後方の状況は、目視で確認しないと見落とす可能性があります。

「歩道、車道を走行する自転車」しっかり首を振って出来る限りに見渡してください。
最近では電動キックボード、モペットと呼ばれるフルアシストの電動自転車など、とんでもない速さの乗り物も増えてきているため、横断歩道近辺は特に注意が必要です。

続いて右折です。
こちらも目視抜けがあります。

右折時は左折とまた違い、対向車に気を取られ過ぎて歩行者の確認が疎かになりがちです。
また車道を逆走してくる自転車がいるかもしれないのでそこにも注意が必要です。

右折時の重要なポイント

対向車線の確認:

  • 右折する際に最も重要なのは、対向車線の車両を確認することです。対向車が途切れているか、または十分な距離があることを確認します。

交差点の右側の歩行者:

  • 右折先の横断歩道や歩道を渡る歩行者を確認します。ここでは曲がっていく手前で覗き込むような形で右側後方から自転車、歩行者の見落としがないか再度確認しながら曲がっていくと良いでしょう。

交差点の左側の歩行者:

  • 右折する際に交差点の左側にも注意を払います。左側から横断してくる歩行者や自転車も確認します。

目視は欠かさずに

徹底的に右左折の練習を繰り返し行ったところ、かなり安全確認が丁寧になってきました。
これならば大丈夫でしょう。

完全に人がいないと分かっている交差点でも目視での確認は怠らずに行いましょう。
常日頃欠かさず当たり前に行う事が重要です。

駐車は修正力

さて次は駐車練習を行っていきたいと思います。

お客様は教習所以来の駐車で自信がなく、全く覚えていない様子でした。まず、一度駐車してみるようお願いすると、やはり駐車スペースに収まらず、2台分のスペースの中央に車を停めてしまいました。「これで大丈夫ですか?」というお客様に対して「いいえ、もう少し調整が必要です(笑)」と答えました。

最初の駐車はハンドルを一定の角度で切り続けてバックするため、うまくいかないことを説明しました。車のお尻の向け方、ハンドルの調整、駐車スペースの角を意識し、ミラーで位置を確認するようアドバイスしました。再度挑戦してもらうと、少し片側に寄っていましたが、枠内に収まりました。

何度か繰り返すうちに、お客様の駐車技術は徐々に向上し、精度が高くなってきました。
次に、右バックでの駐車に挑戦してもらいましたが、左側の感覚がつかめず、駐車スペースから大きくずれてしまいました。

二回目の挑戦では、「右ミラーから見える駐車スペースの右白線に沿うように」と指示しました。お客様は駐車の基本的な要領が左右で同じことに気づき、今回は白線内に収めることができました。多少片側に寄っていることを気にしているようでしたが、最初は一回で完璧に駐めることを目指す必要はないんです。

その後の修正力が一番重要になってきます。
幅寄せを練習しているうちに一発で入れられるようになってくるはずです。

その後は成功と失敗を繰り返しながらも、ハンドル操作と車の動きを理解が完全に頭に入った様子、
最終的には、お客様も満足するまで練習を続け、自信を持って駐車できるようになりました。

本日はここまで、次回は高速教習です。
よろしくお願いいたします!

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